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ウォシュレットのノズルから水漏れ?ポタポタ音の原因と対処法

ウォシュレットのノズルから水漏れ!ポタポタ音の原因と対処法、修理交換の判断基準

トイレをより快適な空間にするウォシュレット(温水洗浄便座)は、現代の住宅には欠かせない設備となりました。
しかし、ウォシュレットのノズル部分から「ポタポタ」と水が漏れる現象に悩まされている方も少なくありません。
ポタポタ水滴が垂れていると音が気になるだけでなく、放置すると水道代の上昇や、結露やカビの発生に繋がる可能性があるため早めの対処が必要です。
本記事では、ウォシュレットのノズル部分の予期せぬ水漏れを解消するために、水漏れの原因から自分でできる対処方法や応急処置方法、業者の修理交換が必要な状況の判断基準、水漏れの対策ポイントまで詳しく解説します。

ウォシュレットのノズルからポタポタ水が漏れる原因とは

ウォシュレットのノズルからポタポタと水が漏れる原因は、ひとつではありません。
構造上の問題や経年劣化、使用環境など、様々な原因が考えられます。
水漏れトラブルは原因に合わせた適切な対処が必要となるため、原因を特定・把握することは非常に重要です。
以下で、ウォシュレットの水漏れ原因について、詳しく解説します。

ノズルに洗浄水が残っている

ウォシュレットを使用した後にポタポタと水がしばらく出る場合、ノズル内に残水が残っている可能性があります。
ウォシュレットを使用した後、ノズルが自動で収納される際にノズル内部に洗浄水が残ることがあります。
ノズルの先端に残った少量の水が時間差でポタポタと落ちているのであれば、構造上起きる現象であるため実際には異常ではないケースがほとんどです。

膨張水が漏れている

貯湯式のウォシュレットをお使いで、洗浄後にノズルからポタポタと水が漏れる場合、膨張水が原因の可能性があります。
膨張水とは、水が温まった時に膨張して、元の体積から増えた水のことです。
貯湯式ウォシュレットは温水タンク内に貯めた水を加熱してお湯にしますが、膨張水によってタンクの貯湯量より水量が増えると、故障を防止するため膨張水が排出される仕組みとなっています。
洗浄運転を停止してから7~8分程度、ノズルからポタポタと水が漏れているようであれば、構造上で発生する正常な動作であるため、故障ではない可能性が高いです。

ノズルが汚れている

ウォシュレットを長期間使用していると、ノズルやその周辺には尿、水垢、洗剤、カルキ、ホコリやゴミといった汚れが付着しやすくなります。
汚れがノズル部分に固着すると、ノズルの動きを阻害したり密閉性を損なったりして、ポタポタと水漏れが起きる原因となることがあります。
特に、ノズルの先端や格納部分には、汚れが溜まりやすい傾向があります。

ノズルの故障

ノズルが破損している場合、ポタポタと水漏れが起きる原因となることがあります。
ノズルの破損原因は、誤った掃除方法によるもの、部品交換時に無理な力を加えてしまった、経年劣化によるものなど、さまざまです。
見た目では分からなくても裏側に亀裂が入っていたり欠けていたりすることもあるため、水漏れ時にノズルの破損が疑われる場合は、ゴム手袋や鏡を使ってノズルの裏側や接続部分に問題が無いか確かめてみましょう。

バルブユニットの劣化や故障

ウォシュレット内部には、ノズルから出る水の出し止めや水圧を制御するバルブユニットが搭載されています。
バルブユニットが故障してうまく閉じなくなると、水の出入りが制御できず、ノズル部分から水が漏れる原因となります。
バルブユニットは電気系統の部品ですので、経年劣化によって壊れた場合は基本的に交換が必要です。

配管接続部のゆるみや劣化

ウォシュレット本体と給水管をつなぐ接続部が緩んでいたり、パッキンの劣化によって水が漏れることもあります。
ノズルからの水漏れと思いきや、実際は接続部の水漏れがノズルの方向に流れてきているだけというケースも存在するため、漏水している箇所をよく観察する必要があります。

電気系統の異常による誤作動

ウォシュレットのノズルは、電動で制御されているタイプが一般的です。
電気基板やセンサーの故障によって、洗浄機能が誤作動し、ノズルから水が出続けてしまうことがあります。
電気系統に問題があるケースでは、ノズルの戻り不良やバルブの不具合も併発していることが多く、専門業者による診断が必要です。

ウォシュレットのノズルからのポタポタ水漏れを自分で対処する方法

水漏れの状況によっては、自分で修理・メンテナンスを行うことで改善する場合があります。

止水栓を閉める

自分で対処する場合は、安全を第一に考え、電源をオフにし、給水を止めた状態で作業を行いましょう。
ウォシュレットへの給水を止めるために、まずは止水栓を閉めてポタポタ漏れる水を止めてください。
通常、止水栓はトイレの給水管の近くに設置されています。マイナスドライバーなどで閉めることができます。止水栓を閉めることで、水漏れの進行を一時的に止めることができます。

ノズルやフィルターの清掃を行う

ノズルに付着した水垢や汚れが原因で動作不良を起こしている場合は、まずノズルを手動で出し、柔らかい布やブラシを使って丁寧に清掃します。
ノズルは樹脂製であることが一般的ですので、強い圧力を加えたり鋭利な道具を使って清掃すると、破損したり傷が付いたりする恐れがあるため、優しく丁寧に作業するようにしましょう。

また、長期間にわたってウォシュレットを使用していると、フィルター(ストレーナー)の中に水道水に混じる不純物が蓄積されます。
フィルターは給水管とウォシュレット本体に内蔵されており、取り外して分解・清掃することが可能です。
ノズルの清掃に合わせて、フィルター清掃も同時に行うことをおすすめします。

電源を入れなおす

清掃後もノズルが正しく戻らない場合、内部の可動部に異常があるか、モーターが劣化している可能性があります。
この場合は部品の交換や本体の修理が必要となりますが、まずは電源を入れ直してリセットすることで改善するかどうかを確認します。
一時的に電気信号がエラーを起こしていたり、停電などの影響による誤作動であれば、電源を入れ直すことでエラーが解消されるケースがございます。
電源の入れ直し方は、プラグを抜いて10秒程度時間をおいてから、再度プラグを挿します。

水漏れ箇所の特定と締め直し

接続部からの水漏れが疑われる場合は、給水管とウォシュレットの接続部分を確認し、ナットが緩んでいないかを確認します。
もしナットが緩んでいるようなら、レンチなどの工具を使ってしっかり締めてみましょう。
シールテープの劣化が見られる場合は、巻き直すことも検討してください。
接続部分の締め直し作業を行う際は、必ずウォシュレットの電源プラグを抜き、止水栓を閉めてから作業するようにしましょう。

ノズル先端の残水対策

ノズル先端からのわずかな残水滴下であれば、貯湯タンク内の水を加熱した際に発生する膨張水である可能性が高く、異常や故障ではないこともあります。
ただし、長時間水が漏れ続ける場合は、誤作動を起こしているかもしれません。
膨張水による水漏れが止まらなくなった場合は、一度ウォシュレットの電源プラグを抜いてから止水栓を閉め、しばらくしてからプラグを挿し直して止水栓を開けてみましょう。
症状が改善せず水がポタポタ漏れ続けるようであれば、修理や交換、メンテナンスなどの対応が必要です。

修理が必要なケースと業者への相談のタイミング

自分で清掃や確認、簡易的な対処方法を試してもノズルからの水漏れが改善しない場合は、専門の水道修理業者やメーカーに相談することをおすすめします。
業者に依頼するかどうかは、以下が判断基準の例となります。

ウォシュレットを7年以上使用している

ウォシュレットの耐用年数・寿命は、一般的に7~10年程度と言われています。
使用年数が7年以上経過しているウォシュレットは、経年劣化によって内部部品が損耗していることから、故障したり不具合の症状が起きてもおかしくありません。
そのため、7年以上使用したウォシュレットの水漏れが止まらない場合は、バルブやパッキンといった部品の取り換えや修理、ウォシュレット全体の交換など業者対応が必要となる可能性が高いです。
ご使用中のウォシュレットについて、製品の型番や製造年を確認し、対応する部品が手に入るかを調べてから、専門業者に依頼するとスムーズです。

基盤の故障や電気系統の異常

バルブユニットといった電子部品の故障、ノズルが出たまま戻らない、水が止まらないといった症状がある場合、電子制御基盤の故障が疑われます。
電気系統の問題はDIYなど自分での修理が難しく、感電や誤作動のリスクもあるため、必ず専門の修理業者やメーカーサポートに依頼しましょう。

購入・設置してすぐに水漏れした

まだ購入して間もないウォシュレットであれば、メーカーや設置業者による保証が適用される可能性もあります。
水漏れの原因が施工時のミスによるものなら施工業者に、機械の初期不良によるトラブルであれば購入店舗またはメーカーの相談窓口に連絡して対応してもらいましょう。
その際は、保証書や購入年月日、領収書などを確認し、修理費用の負担軽減につながるかどうかを調べておくことをおすすめいたします。
また、ウォシュレットの寿命である7~10年を超えている場合には、修理よりも買い替えを検討するのが現実的です。

DIYで水漏れが改善しない

ノズルの水漏れ原因によっては、清掃やメンテナンス、簡単な部品交換など自分で直せるケースもあります。
ただし、汚れの原因や部位、故障内容によっては、自分でメンテナンスを行うのが難しいことも少なくありません。
自分で対処してもノズルからポタポタ水が漏れ続ける症状が改善しないようなら、専門業者による修理交換対応を検討するようにしましょう。

原因が特定できなかった

水漏れの原因が特定できない場合は、できるだけ早く業者に相談するのが賢明です。
水道修理の専門業者やメーカーなどに連絡すると、水漏れの原因を特定のうえ、部品の修理やメンテナンス、交換などどのような処置が必要か判断し、適切に処置してくれます。
ウォシュレットの水漏れは原因が単一ではなく、複数の原因が絡んでいることも少なくありません。
放置したり自分で対処して失敗すると、症状の悪化や完全な故障に繋がるリスクも懸念されるため、原因が分からない場合は早めに業者に連絡するようにしましょう。

ウォシュレットの水漏れを防ぐための日常的な対策

水漏れの再発を防ぐには、日々の点検や正しい使い方が大切です。

定期的な清掃でノズルの動作を保つ

ウォシュレットは定期的に掃除しないと、汚れが蓄積して水漏れを起こす原因となることがあります。
汚れが溜まらないように、月に1回程度のノズル清掃を習慣にしましょう。
特に水道水のカルキや汚れが付きやすい地域では、こまめな清掃が効果的です。
ノズルの清掃方法は、ノズルを出した状態で柔らかい布やタオルなどを使って水拭きします。
ウォシュレットは樹脂製で傷がつきやすく強い圧力が加わると割れることもあるため、金属製のブラシなど硬い掃除道具は使用せず、無理やり引っ張ったり押し込んだりせず、タオルなどで優しく拭き取って清掃しましょう。
また、ノズルの出し方はウォシュレットのメーカーや商品によって異なるため、分からない場合は必ず取扱説明書をご確認ください。

不調を感じたら早めの点検を

普段と違う音がする、水の出方がおかしい、操作ボタンが効かないといった異常を感じたら、早めに取扱説明書を確認したり、メーカーに問い合わせたりして対処することが重要です。
早めの点検を行うことで、ウォシュレットの状態を把握し、部品の修理交換によって不具合を改善したり、故障リスクを低減させて機器をより長く安全に使用できることに繋がります。
また、不具合がなくても適切な時期にメンテナンスを受けることは、ウォシュレットを長く使用するための重要な要素となります。
例として、リクシルのシャワートイレでは、約10年使用すると本体の電源ランプが点滅、または点灯することで、点検時期になったことをユーザーにお知らせします。
このように商品によっては点検時期をお知らせする機能が搭載されていることがありますので、お知らせ機能に気付いたらメンテナンスを受けることをおすすめします。

まとめ:ウォシュレットのノズルからの水漏れは早期対応がカギ

ウォシュレットのノズルからポタポタと水が漏れる症状は、原因を正しく特定し、適切に対処することが大切です。
ノズル先端の残水、可動部の不具合、バルブやパッキンの劣化など、症状に応じた対応が求められるため、水漏れ原因によって自分で対処できることもありますが、症状によっては業者対応が必要となることもあります。
もしウォシュレットのノズルからポタポタと水漏れが止まらなくなった場合、水道修理業者のアクアステーションにご相談ください。
アクアステーションは水回りの設備に関する修理や交換を専門に行っております。
最短即日の出張工事にも対応しておりますので、急なウォシュレットの故障でお困りの際は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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