トイレつまりの原因と解消法
トイレがつまって流れなくなる原因は大きく分けて4つです。
- 一度に大量のトイレットペーパーを流した事によるトイレつまり
- トイレットペーパー以外の物をトイレに流した事によるトイレつまり
- 汚水管の詰まりによるトイレつまり
- 尿石の固着による小便器のつまり
中でもトイレを詰まらせてしまう原因として最も多いのが、トイレットペーパーの流し過ぎによるトイレつまりです。
トイレットペーパーはトイレに流して良いものですが、一度に大量に流すと便器内の排水路に詰まってしまい排水が出来なくなります。
最近のトイレの中には超節水型と呼ばれ、使用水量が少ないトイレがあります。このトイレの便器内の排水路は通常のものに比べて排水路が細い為、トイレットペーパーの流し過ぎには注意が必要です。
また、トイレットペーパーの代わりにティッシュペーパーを使ってトイレに流したり、赤ちゃんのオムツや女性の生理用品をトイレに流した事でトイレを詰まらせたというケースも少なくありません。
自分でトイレのつまりを直す方法
ラバーカップを使用してトイレつまり解消
ラバーカップ(すっぽん)は、詰まっている物を引き上げる為に使用します。
ラバーカップを使用方法は、排水口を塞ぐようにラバーカップの先端を置き、静かに押してから力を入れて引きます。
ラバーカップを引く際、水のはね返りがありますので、ラバーカップの柄の部分が出るように穴をあけたビニール袋などで便器を覆う事ではね返った水で床等を汚さずに済みます。また、使用する際はラバーカップの先端が隠れる程の水が必要です。
便器内に溜まっている水が少ない場合は、先端が隠れる程度まで水を入れ、溜まっている水が多い場合は給油ポンプ等を使用して汲み出してから作業に取り掛かりましょう。
水が流れるようになりましたら、トイレつまり解消です。
お湯・バケツを使用してトイレつまり解消
便やトイレットペーパー等、水に溶けるものが原因でつまりが起きた時は、40度~50度程度のお湯を使ってトイレつまりを解消する事が可能です。
なお、熱湯を便器に注ぐと便器が割れる危険性がありますので、お湯の温度にご注意ください。
まずは、バケツに汚水を可能な限り汲み出して便器内の水を減らします。
続いて、腰くらいの位置からお湯を便器内にゆっくり注ぎます。
お湯を便器に注いだ後、1時間以上放置して詰まったものをふやかします。
最後に、バケツで水を流して水が流れるかを確認します。
水が流れるようになりましたら、トイレつまり解消です。
針金ハンガーを使用してトイレつまり解消
針金ハンガーを使って、トイレつまりのに穴をあける事で水を流せるようにします。
まずは、針金ハンガーのフック付近をペンチ等で切って伸ばします。
この時、使用する針金ハンガーは素手で簡単に曲げられる柔らかさのものを使用してください。
トイレの排水口に入れる側の先端を、輪っか状に丸めてから排水口の奥に突っ込みます。
つまりに当たったらハンガーを動かして、つまった物を削ります。
つまりが削れると、水が流れるようになります。
水が流れるようになりましたら、トイレつまり解消です。